ローズマリー☆挿し木の失敗例と復活させた方法

ローズマリー

こんにちは、

ズボラさんでも楽しめる

家庭菜園ブログのくらこまです!

この記事では、初心者でも簡単!ローズマリー☆挿し木の失敗例と復活させた方法をご紹介します。

ゆるく楽しくお読みいただけたら幸いです。

栽培の目安

植物名 ローズマリー(秋まき)
科目 シソ科
手間 ★☆☆
難易度 ★☆☆
難易度理由 生命力が強く、挿し木で増やすことができます。

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★が多い=手間かかる、難易度高い
☆が多い=手間少ない、育てやすい
※くらこま独自の判断です

ローズマリー

科名:シソ科
原産地:地中海沿岸地方
和名:マンネンロウ
マンネンロウ属のハーブ
形状:葉は細く長さ2〜4センチメートル程度、たくさんの細い葉が茎に対して斜めに伸びています。
香り:爽快感のある香りが特徴です。
臭み消し、風味づけに役立ち、料理やハーブティーに使われています。

ローズマリーには、木立性とほふく性があります。
・木立性 = 直立して成長するタイプです。
・ほふく性 = 地表を這うように成長するタイプです。

 

挿し木の方法

必要なもの

■ ローズマリーの枝
■ 剪定ばさみ
■ 育苗ポット
■ 挿し木用の土(培養土でも)

 

手順

枝の選定
・ローズマリーの苗から10~15cm程度の長さの若い枝を選びます。新しい成長の部分が理想的です。
切り取り
・剪定ばさみを使って、選んだ枝を切り取ります。斜めに切ると、水分吸収がしやすくなります。
葉の取り除き
・切り取った枝の下部1/3程度の葉を取り除きます。根が出る部分を露出させるためです。
植え付け
・育苗ポットに挿し木用土を入れ、準備した枝を挿します。深さは枝の下部が完全に埋まる程度にします。
■ 土を湿らせる
・育苗ポットの土に軽く水をまきます。
■ 置き場所
・乾燥に注意し、直射日光を避けた明るい場所に置いて育てます。
移植
・根っこが沢山生えてきたら、大きなプランターや庭に移植します。
※植え替えは、必ずポットの中身ごと植え替えます。
※育苗ポットからローズマリーだけを抜いてプランターに植え付けると枯れてしまうので要注意です。

 

 

挿し木 失敗例

2023年3月。まだまだ寒い時期に挿し木をしました。

育苗ポットに土を入れ、ローズマリーの葉を取り除いた部分を土に植えました。

屋外に置いておきました。

挿し木から5日後、ローズマリーの元気がなくなってきました。

土から引っこ抜いてみると、根っこは生えておらず、確実に弱っていました。

この時点で、挿し木の方法が失敗していることに気づきました。

 

失敗した原因

考えられるのは、2点あります。
■まだ寒い時期なのに、挿し木をし、屋外で育てようとしてしまった。
■根っこが生えていないのに、直接土に入れてしまった。
(時期によっては、直接土に挿して成功する場合もあります。)

 

挿し木 復活させた方法

応急処置

弱っていた方のローズマリーの茎が黒くなっていたので切りました。

そして、新たに下の方の葉っぱを切り取りました。

弱っているので、全体的に下向きになっています。

葉っぱを切り取った部分を水につけ、室内に置いておきました。

置き場所は、日の当たる部屋の、レースカーテンを閉めた状態の窓際です。

3日後、上向きになってきました。

 

土に植え付け

1本目のローズマリー

水に挿した3週間後、2本のうち1本は、根っこが生えてきました。

土に植え替えます。

育苗ポットに鉢底ネットをセットし、土を入れ、苗を植え付けました。

鉢底ネットとは、鉢やプランターの底に敷く網目状のネットのことで、100ショップでも購入できます。
鉢底の穴から害虫が侵入することを防ぎ、鉢の中の通気性・排水性が良くなり根腐れを防止します。 

今回使用した土は、培養土ですが、本来は、挿し木用の土を使用するのが良いそうです。

寒さ対策として、とりあえず小さいプランターの中に入れました。

 

 

2本目のローズマリー

1週間後、元気の無かったもう一本のローズマリーも根っこが生えてきたので、土に植え替えました。

挿し木用の土を使用しました。

 

室内での置き場所

まだ寒いので、根が出て元気になるまでは、室内で育てます。

引き続き、日の当たる部屋で、レースカーテンを閉めた状態の窓際で育てました。

 

置く向き

ローズマリーは、少し斜めに傾いていました。

元気がないのかどうかは、今のところ不明です。

斜めに傾いている方を太陽の光が当たる方とは反対に向けて置きました。

植物は、太陽の方に向かって成長するので、太陽の光と反対側にして置くことで、立ち上がってきてくれることを期待しています。

土に植え替えたばかりの高さです。

  

1週間くらいたつと、少し高さが出てきました。

苗の向きを、わざと太陽の光と反対側にして置いていましたが、太陽の光を求めて、少しずつ立ち上がってきました。

 

プランターに植え替え

2023年5月。元気に成長してくれているので、今後は、プランターに植え替えて、屋外で育てます。

植え替えは、必ず育苗ポットの中身ごと植え替えます。

ローズマリーだけを育苗ポットから抜いてプランターに植え付けると枯れてしまうので要注意です。

 

屋外での置き場所

最初は少し日が当たりすぎないところに置いて様子をみます。

室内で育てていた苗を、いきなり日当たりの良い場所に置くと、苗に負担がかかってしまうからです。

慣れてきたら、日当たりのよいところに移して育てます。

 

環境

湿気に弱いので、じめじめしたところは、避けます。

乾燥しやすい場所を好むため、水のあげすぎ注意です。

 

経過観察

2023年6月

葉っぱが倒れてしまうので、割りばしをさして麻ひもでかるく固定しました。

左側の苗は、順調に育ち、下の方に新しい葉っぱが増えてきました。

右側の苗は、元気がなく、上の方は枯れています。

 

2023年7月


 

2023年10月

弱っていた苗は枯れてしまいました。

もう一つの苗は、上の方が枯れていたので、思い切って高さの半分くらいに短く切りました。

それが良かったのかは分かりませんが、元気に成長してくれました。

割りばしも取りました。

 

2024年1月

屋外で育てていますが、順調に育っています。

寒さ対策として、土の上にウッドチップをのせました。

あまり風が当たらない場所に置き、不織布をかけ、その上からはさみで適当に穴をあけた透明ビニール袋をかぶせました。

 

暖かくなってきたら、風通しの良い場所に移動させます。

ローズマリーは、強い植物なので、うまくいけばどんどん成長してくれます。

枝を切ると脇芽が出てくるので、適度に切りながら増やしていきます。

 

 

 

 

挿し木の方法 まとめ
枝の選定
・ローズマリーの苗から10~15cm程度の長さの若い枝を選びます。新しい成長の部分が理想的です。
切り取り
・剪定ばさみを使って、選んだ枝を切り取ります。斜めに切ると、水分吸収がしやすくなります。
葉の取り除き
・切り取った枝の下部1/3程度の葉を取り除きます。根が出る部分を露出させるためです。
植え付け
・育苗ポットに挿し木用土を入れ、準備した枝を挿します。深さは枝の下部が完全に埋まる程度にします。
■ 土を湿らせる
・育苗ポットの土に軽く水をまきます。
■ 置き場所
・乾燥に注意し、直射日光を避けた明るい場所に置いて育てます。
移植
・根っこが沢山生えてきたら、大きなプランターや庭に移植します。
植え替え時の注意点 まとめ
植え替えは、必ずポットの中身ごと植え替えます。
育苗ポットからローズマリーだけを抜いてプランターに植え付けると枯れてしまうので要注意です。
挿し木の注意点 まとめ
■ 植物にもよりますが、挿し木をする時期は6月頃が良いと言われています。
■ 環境にもよりますが、寒い時期の挿し木は避けた方が良いです。
■ 挿し木をする際は、水にさして根が出てから土に植え替える方が成功率が高いです。(全ての植物で言えるわけではありません。)

 

今回は初心者でも簡単!ローズマリー☆挿し木の失敗例と復活させた方法についての記事でした。

自分で育てたものを食べると、より一層美味しく感じますよね。

さらに、その成長過程にも癒されます。

ズボラさんでも楽しめる家庭菜園

参考になれば嬉しいです。

 

共有の喜びと、心からの感謝を込めて、

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

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