こんにちは、
ズボラさんでも楽しめる
家庭菜園ブログのくらこまです!
この記事では、初心者でも簡単!
ミニかぼちゃの
プランター栽培
についてご紹介します。
苗植え付け~収穫まで。
ゆるく楽しくお読みいただけたら幸いです。
栽培の目安(関東地方)
植物名 | ミニかぼちゃ |
科目 | ウリ科 |
苗植え付け月 | 3月~5月 |
収穫月 | 7月~9月 |
手間 | ★★☆ |
難易度 | ★★☆ |
難易度理由 | ・人口授粉が必要 ・葉っぱが大きく、ツルが長く伸びる ・うどんこ病になりやすい |
プランターサイズ | 深さが25cm~30cmくらいの深型 |
ツルがたくさん伸びて葉っぱも大きく成長しますが、伸ばすツルを調整することで、プランターでも育てることができます。
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★が多い=手間かかる、難易度高い
☆が多い=手間少ない、育てやすい
※くらこま独自の判断です
ミニかぼちゃ
かぼちゃがオレンジ色をしているのはベータカロテンの存在によるものです。
ベータカロテンは体内でビタミンAに変換されます。
その他ビタミンC、ビタミンE、食物繊維等の栄養素が含まれています。
かぼちゃはつるを伸ばして成長し、黄色の花(雌花、雄花)が咲きます。
花が受粉されると、かぼちゃの実が形成されます。
プランター栽培では、人工授粉をします。
植え付け前の準備
■ ミニかぼちゃを育てるプランターは、深さが25cm~30cmくらいの深型を使用します。
■ プランターに鉢底石を入れます。
■ その上から培養土を入れます。
■ 土に水を浸透させます。
植え付け前までの手順は、大根のときと同じです。
良かったらこちらもご覧ください。
苗植え付け
植え付け日:2023年5月5日
ホームセンターで購入したミニかぼちゃの苗を植え付けました。
乾燥や防虫防止のために、土の上にウッドチップをまきました。
2023年5月12日 植え付けから1週間後、葉っぱが大きく成長し、増えてきました。
2023年5月22日 植え付けから約2週間後です。
親づるの摘芯(てきしん)
摘芯のタイミングは、親づるの本葉が5枚以上になったころです。
親づるとは、真ん中に一本まっすぐ生えている太いつるです。
葉がつく部分を「節(ふし)」と言います。
5~6枚目より上(5~6節より上)を摘芯(切ります)します。
子づるを2本残す
摘芯すると、脇から芽が生えてきます。
この脇から生えて、成長したつるを、子づると言います。
孫づる = 子づるを摘芯した後、脇から生えてきたつるです。
子づるを2~3本にして育てていきます。
育てる2本以外の子づるは、摘芯します。
残す子づるは、太くて元気なものを選びます。
子づるを2~3本にして育てる理由は、複数の子づるがあると、雌花(めばな)の数を増やすことができるからです。
雌花が咲く数が増えると、授粉できる数が増えるので、実ができる数も増えます。
しかし、5本、6本と子づるを増やしすぎると、栄養が分散されてしまうので、成長に影響が出てしまいます。
ミニかぼちゃの品種にもよりますが、プランター栽培では、子づるを2~3本にするのが、育てやすいです。
摘芯後、子づるや孫づるが生えてきたら、その都度摘芯します。
誘引
かぼちゃは、つるが長く伸び、葉っぱも大きくなります。
スペースが無い為、ツルを円を書く用に誘引しながら育てます。
2023年5月31日 植え付けから4週間後、つるが伸びてきたので、麻ひもで誘引しました。
誘引方法
■ プランターの隅に支柱を3~4か所立てます。
■ 伸びてきたつるを、支柱の外側を通るように誘引して、麻ひもで支柱に結びつけます。
■ また伸びてきたら同じように誘引しながら育てます。
誘引するときは、少し余裕が残る程度で結びます。
育てるスペースに余裕があるときは、誘引せずにそのまま育ててもOKです。
人工授粉
人工授粉に適した時間帯は、朝の早い時間帯
2023年6月16日 植え付けから7週間後、雄花と雌花が同時に咲いたので、人口授粉しました。
人工授粉は、午前7時~9時くらいまでに行うと良いです。
かぼちゃの花は、大きくてきれいな黄色の花です。
花の下の部分が丸くなっているのが、雌花(めばな)です。
花の下の部分が細いのが、雄花(おばな)です。
雄花の花びらをとる
花の下の部分が細い雄花(おばな)だけを切り取ります。
下の部分が丸い雌花(めばな)は、絶対に切り取らないでください。
雄花(おばな)のおしべが必要なので、花びらをとります。
雌花におしべの花粉をつける
おしべについている花粉を、雌花(めばな)のめしべに、全体的に優しくつけます。
2023年6月18日 人工授粉から2日後、膨らんできました。
雄花、雌花どちらかしか咲かなかったとき
かぼちゃの花は、1日で枯れてしまいます。
雄花、雌花のどちらかしか咲かなかった時は、人工授粉はできません。
1つだけ咲いた花は切ってしまいます。
栄養が花にいってしまうのを防ぐためです。
小さいかぼちゃができたら追肥
実がついたら2週間に1回追肥します。
2023年6月23日 人工授粉から1週間後です。
大きくなったらネットで固定
かぼちゃが大きくなってきたら、ネットと麻ひもを使ってかぼちゃを支えます。
収穫
ヘタの部分にスジが入り、コルク状になったら収穫のサインです。
2023年7月2日 はさみでヘタの部分を切って収穫しました。
追熟
収穫したミニかぼちゃを、風通しがよい日陰に1週間~2週間くらい置いて乾燥させます。
そうすることで、デンプンが徐々に糖化して甘みが増します。
常温が良いですが、暑い場所や、湿度の高い場所に置くのは、腐りやすくなるので注意が必要です。
収穫したかぼちゃの直径は、約13cmくらいでした。
高さは、約8.5cmでした。
■ プランターに鉢底石と土を入れます。
■ 苗を植え付けます。
■ 摘芯(てきしん)
・本葉が5枚以上になったら親づるを摘芯(切り取り)します。
◇親づる = 真ん中に一本まっすぐ生えている太いつるです。
◇子づる = 親づるを摘芯した後、脇から生えてきたつるです。
◇孫づる = 子づるを摘芯した後、脇から生えてきたつるです。
■ 子づるを2本残して育てます。
■ 誘引
・つるが伸びてきたら支柱を立て、つるを支柱の外側を通るように誘引して、麻ひもで支柱に結びつけます。
■ 人工授粉
・詳しくは、下青枠内をご覧ください。
■ 雄花、雌花どちらかしか咲かなかったときは切り取ります。
■ 追肥
・小さいかぼちゃができたら追肥します。
■ ネットで固定
・かぼちゃが大きくなってきたらネットで固定します。
■ 収穫
・ヘタの部分にスジが入り、コルク状になったら収穫します。
■ 追熟
・風通しがよい日陰に1週間~2週間くらい置いて追熟します。
■ タイミング:雄花と雌花が同時に咲いたら。
・雌花(めばな)= 花の下の部分が丸くなっています。
・雄花(おばな)= 花の下の部分が細いです。
■ 授粉に適した時間帯:午前7時~9時くらい。
■ 雄花の花びらをとる
・花の下の部分が細い雄花(おばな)だけを切り取ります。
・下の部分が丸い雌花(めばな)は、絶対に切り取らないでください。
・雄花(おばな)のおしべの部分が必要なので、周りの花びらをとります。
■ 雌花におしべの花粉をつける
・おしべについている花粉を、雌花(めばな)のめしべに、全体的に優しくつけます。人工授粉の注意点 まとめ
■ 人工授粉できるのは、雄花と雌花が同時に咲いたときです。
■ 花の下の部分が細い雄花(おばな)だけを切り取ります。
■ 下の部分が丸い雌花(めばな)は、絶対に切り取らないでください。
■ 雄花、雌花どちらかしか咲かなかったときは、切っていしまいます。
・かぼちゃの花は、1日で枯れてしまいます。
・咲いた花が1つだけだと、人工授粉ができません。
・そのままにしておくと、栄養が花にいってしまうので切ってしまいます。
■ 葉っぱに白い斑点が発生したら、すぐに葉っぱを切ってしまいます(うどんこ病)
・他の葉っぱや、周辺の植物にも被害が広がるのを防ぐためです。
■ かぼちゃが大きくなってきたら、ネットで補強します。
■ ヘタの部分にスジが入り、コルク状になったら収穫します。
今回は
ミニかぼちゃの
プランター栽培
についての記事でした。
自分で育てたものを食べると、より一層美味しく感じますよね。
さらに、その成長過程にも癒されます。
ズボラさんでも楽しめる家庭菜園
参考になれば嬉しいです。
共有の喜びと、心からの感謝を込めて、
最後までお読みいただき
ありがとうございました。