ベビーキャロット(ミニニンジン)☆バーミキュライトを使った水耕栽培

ミニ人参

こんにちは、
ズボラさんでも楽しめる
家庭菜園ブログのくらこまです!

この記事では、初心者でも簡単にできるベビーキャロット(ミニニンジン)の水耕栽培方法をご紹介します。

培地(土の代わり)にバーミキュライトを使いました。
種まきから収穫までの様子を、
ゆるく楽しくお読みいただけたら幸いです。

栽培の目安(関東地方)

植物名 ベビーキャロット(ミニニンジン)
科目 セリ科 ニンジン属
発芽までの日数 約5~10日
収穫の目安 発芽から約65~75日後
手間 ★☆☆
難易度 ★☆☆
補足情報 ・根は下にまっすぐ伸びるため、ある程度の深さのある容器が必要です。
・発芽率はやや低めですが、芽が出れば栽培の半分は成功と言われています。

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★が多い=手間かかる、難易度高い
☆が多い=手間少ない、育てやすい
※くらこま独自の判断です

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用意するもの

今回は、以下を使った水耕栽培方法をご紹介します。

必要なもの

  • 培地(バーミキュライト)
  • 容器(タッパー)
  • 肥料(水耕栽培用)
  • 水(水道水でOK)
  • はさみ

あると便利なもの

  • アオコ対策用の道具(アルミシート)
  • 植物育成用LEDライト
  • 霧吹き
  • 根腐れ防止材(珪酸塩白土)

このほかにも水耕栽培に使えるものを、こちらの記事にまとめました。よかったらご覧ください。

 

培地(バーミキュライト)について

培地(ばいち)とは
土の代わりに種をまいたり、植物の根を支えたりするもののことを言います。

バーミキュライトとは
蛭石(ひるせき)を高温で焼き、多孔質で軽い粒状にしたものです。

バーミキュライトを使う理由
ニンジンは障害物に当たると変形しやすいため、軽くさらさらしたバーミキュライトを使うと根がまっすぐ育ちやすいです。

 

容器

透明の容器を使用します。100円ショップでも購入できます。

メリット・デメリット

  • メリット:透明だと水が減ったときに分かりやすいです。
  • デメリット:アオコ(藻)が発生しやすいため、対策が必要です。

容器のサイズ(目安)

  • 高さ:15cmくらいあると良いです。(根が深く伸びるため)
  • 奥行きと幅:とくに決まりはありません。

栽培記録:今回は家にあった透明タッパーを使いました。サイズは高さ約13cm、奥行約10cm、幅約15cmです。

 

2個で100円の種

今回は、ダイソーで2個100円で売っているベビーキャロットの種を使いました。
専門店の種ではありませんが、問題なく収穫できました。

 

水耕栽培の流れ

種まき前の準備

  • 根腐れ防止材を入れる:タッパーに、根腐れ防止材(珪酸塩白土)を入れます。(必須ではありません。)
  • バーミキュライトを入れる:タッパーのふちから2~3cm下くらいまでバーミキュライトを入れます。
    ※バーミキュライトは軽いので、飛び散らないように気を付けてください。
  • 水を入れる:バーミキュライトの高さくらいまで水を入れます。

 

種まき(すじまき)

すじまきとは
指や道具で溝を作り、その溝に種をまく方法です。

種まきの手順

  • 溝をつくる:深さ1cmくらいの溝をつくります。
  • 種をまく:その溝に重ならないように種をまきます。
    種は、親指と人差し指で軽くこすり合わせるようにすると、まきやすいです。
  • かぶせる:バーミキュライトを親指と人差し指でつまむように寄せて種の上に薄くかぶせます
    ※ニンジンは光を好む「好光性種子(こうこうせいしゅし)」なので、深くかぶせすぎないことがポイントです。
  • 乾燥対策:乾燥しないようにフタをのせておきます。ピッタリしめません。
    ※フタが光を通さないときは、透明なラップを軽くかけておいてください。

栽培記録:今回は2列の溝をつくり、種をまきました。

以下の画像は、作業の主な6ステップのイメージです。溝の数は、容器のサイズに合わせて調整してください。

 

あると便利なこと

以下は、必須ではありませんが、あると便利です。詳しいことはこちらからご確認いただけます。

  • アオコ(藻)対策:アルミシートで容器を覆い、光をさえぎって藻の発生を防ぎます。
  • 植物育成用LEDライト:日当たりが悪い場所や、植物が徒長してしまう(細長く伸びる)ときは、LEDライトで光を補うと、育てやすくなります。

 

発芽

  • フタをはずす:芽が出たらフタやラップを外します。
  • 乾燥対策:葉が乾いていたら霧吹きで水をかけます。

栽培記録:種まきから5日後、発芽しました。

 

養液を与える

  • 養液を与える:水が減ったら、水耕栽培用肥料を溶かした養液に切り替えます。
  • 養液の作り方:詳しい説明や方法は、こちらをご覧ください。

栽培記録:今回は、2Lペットボトルに「微粉ハイポネックス」2gを溶かして作りました。

 

間引き

目安と注意点

間引きの目安(種袋の裏の情報)

  • 1回目:本葉が1~2枚のころ、3~4cm間隔になるように間引きます。
  • 2回目:本葉が5~6枚ごろまでに、8~10cm間隔に間引きます。

注意点

  • 根がまだ細いうちは、はさみでカットすると汚れにくく、作業もラクです。
  • 引き抜いて間引くときは汚れやすいので、汚れても気にならない場所で作業してください。

 

栽培記録:実際の間引きのようす

小さな容器で育てたため、上記の目安より少し狭い間隔で間引きしました。

  • 1回目:種まきから35日後、指1本分くらいの間隔になるように、生え際からはさみでカットしました。
  • 2回目:種まきから70日後、指2本分くらいの間隔になるように、小さいニンジンを引き抜いて間引きしました。
  • 作業場所:1回目、2回目ともキッチンで間引きしました。

 

収穫

収穫の目安

以下は、種袋の裏に書かれていた収穫の目安です。
次の両方がそろったときが収穫のタイミングです。

  • 根の直径が1~2cmほどになっている。
  • 根の上の部分(土から少し見える部分)が盛り上がってきた。
  • 種まきから65~75日後。

 

栽培記録:実際の収穫のようす

収穫目安より遅くなりましたが、種まきから103日後に収穫しました。ベビーキャロットは、小さいスペースでもたくさん収穫できました。

ただ、狭いスペースで育ててるため、葉っぱ同士が絡まって大変でした。
茎の部分を残し、先に葉っぱだけをはさみで切ってから収穫するとラクかもしれません。

 

実際に育てた感想

ニンジンの水耕栽培は、間引きの手間はありますが、思ったよりも簡単に育てられました。

育ててみて気付いたのは、ミニニンジンの葉が思った以上に上へ伸びることです。そして意外と横にも広がりました。
そのため、育てる場所は容器よりも広めで、高さも十分に必要だと感じました。

小さなニンジンがたくさん収穫できたので、嬉しかったです。培地にバーミキュライトを使ったため汚れやすく、作業はキッチンなど、汚れても良い場所で行いました。汚れるのが気になる方には少し向かないかもしれません。

ご興味のある方は、ぜひ育ててみてくださいね。

 

 

今回は初心者でも簡単にできるベビーキャロット(ミニニンジン)の水耕栽培方法についての記事でした。
自分で育てたものを食べると、より一層美味しく感じますよね。さらに、その成長過程にも癒されます。

ズボラさんでも楽しめる家庭菜園。
参考になれば嬉しいです。

共有の喜びと、心からの感謝を込めて、
最後までお読みいただきありがとうございました。

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