ナス☆プランター栽培!秋ナス苗の植え付け~収穫まで

なす

こんにちは、
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ナスは自宅のプランターでも育てられることをご存じですか?
この記事では、初心者でも気軽にできるナスのプランター栽培方法をご紹介します。
植え付けから収穫までをゆるく楽しくお読みいただけたら幸いです。

栽培の目安(関東地方)

植物名 ナス
科目 ナス科
植え付け時期 4月下旬~5月
収穫時期 7月~10月
プランターサイズ 直径・深さともに30cm以上
手間 ★★☆
難易度 ★☆☆
補足事項 アブラムシなどの害虫対策は必要ですが、比較的育てやすいです。

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★が多い=手間かかる、難易度高い
☆が多い=手間少ない、育てやすい
※くらこま独自の判断です

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用意するもの

必要なもの

  • 苗(ナスの苗)
  • プランター(深さ30cm以上)
  • 鉢底石
  • 土(野菜用の培養土)
  • 水(ジョウロなどの水やり道具を含む)
  • 支柱+ひも
  • 肥料

あると便利なもの

  • 手袋(土が手に付かないように)
  • スコップ
  • 土の保護材
  • 園芸用ハサミ

基本的なプランター栽培に必要な道具をまとめた記事もありますので、良かったらご覧ください。

プランター栽培に必要なもの☆100円ショップで買える道具もあります!
家庭菜園を始めたいけれど、何を揃えればいいか分からない。そんな初心者の方に向けて初心者でも簡単に始められるプランター栽培に必要な道具をご紹介します。100円ショップで買える道具もあります。

 

栽培方法

プランターや土の準備

  1. 鉢底石を敷く:水はけを良くするために、プランターの底に鉢底石を敷いておきます。これにより、排水性がアップします。
  2. 土を入れる:野菜用培養土を入れます。土を入れる目安は、プランターのふちから2~3cm下まで入れてください。
  3. 水を与える:プランターの底から流れ出るくらいに、たっぷりと水を与えます。

 

苗を植え付ける

  1. 位置を決める:ナスの苗をプランターに植え付ける位置を決めます。
  2. 穴を掘る:苗が収まる深さまで土を掘っておくと、植えやすいです。
  3. 植え付ける:育苗ポットからナスの苗を丁寧に取り出し、苗の土の表面とプランターの土の表面が同じ高さになるように植え付けます。

栽培記録:夏に収穫するナスは5月頃に植え付けますが、今回は植え付け時期を逃してしまったため、秋穫りナスの苗を7月2日に植え付けました。苗は、ホームセンターで購入しました。

 

植え付け後の作業

  1. 手のひらで押さえる:植え付け後、土の上から手のひらで軽く押さえ、土と根を密着させます。
  2. 仮支柱:植え付け後の苗の茎はまだ細くて弱いため、風で倒れないように仮支柱(細い園芸用支柱や、割りばしなど)を立て、麻ひもなどで苗と支柱の間で8の字になるように交差させてから固定します。
    ※強く結びすぎると苗を傷めることがあるので、少し余裕をもたせて結ぶようにしてくださいね。
  3. 水を与える:プランターの底から流れ出るくらいの水を、たっぷりと土全体にかけます。
  4. その後の水やり:その後の水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
  5. 土の保護材:今回は、土の保護材として土の上にウッドチップを敷きました。

 

苗を選ぶポイントや、詳しい苗の植え付け方法については、こちらでご確認いただけます。

プランター栽培☆初心者でも簡単な苗の選び方
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花が咲きました

栽培記録:7月8日 花が咲きました。

ナスの花のしくみ

  • 特徴:ナスの花は下向きに咲く特徴があります。
  • めしべ:花の中心にある白い棒の部分がめしべです。
  • おしべ:そのまわりにある黄色い部分がおしべで、先端から花粉が出ます。
  • 受粉:健康なナスの花は、めしべがやや長く伸びていて、おしべから出た花粉が自然にめしべにつき、受粉して実がなります。

 

花が落ちてしまうとき

  • 花が落ちる原因:気温が低すぎたり高すぎたり、水、栄養、光が足りないと、花が落ちることがあります。
  • 落ちた花を確認:「めしべ(中央の棒の部分)」が「おしべ(黄色い部分)」より短いと、植物が弱っているサインかもしれません。
  • 改善策:水やり、肥料、日当たりなどを見直してみてくださいね。

 

仕立て・支柱立て

仕立て(3本仕立て)

ナスは「3本仕立て」で育てると、風通しや実つきが良くなります。

3本仕立てとは
枝の数を3本にしぼって育てる方法です。

3本仕立ての手順

  1. ナスに一番花(最初に咲いた花)が咲いたら、以下の3本を伸ばして育てていきます。
    ① 一番花がついている中央の枝(主枝)
    ② 一番花のすぐ下の葉のつけ根から出ているわき芽(側枝1本目)
    ③ さらにその下の葉のつけ根から出ているわき芽(側枝2本目)
    ※「わき芽(わきめ)」とは、葉の付け根から出てくる新しい芽のことです。
    ※ わき芽を伸ばして成長させた枝を「側枝(そくし)」といいます。
  2. それより下のわき芽は全て摘み取ります。

不要なわき芽を摘み取る理由
わき芽をそのままにしていると、栄養をとられてしまうので、早めに摘み取ります。
わき芽は繰り返し生えてくるため、見つけたらこまめに取るようにしてくださいね。

  • 小さいわき芽は、手でつまんで取れます。
  • 大きく育ってしまった場合は、ハサミを使うのがおすすめです。

 

支柱立て

ここでは3本仕立ての枝に沿わせた支柱の立て方をご紹介します。

  1. 主枝用:中央の枝(主枝)に沿って、まっすぐに支柱を立てます。
  2. 側枝用:2本の支柱を、それぞれ成長した側枝に沿わせるように斜めに立て、交差させます。
  3. 3本の支柱が交差する部分を、ひもでしっかり固定します。
  4. 支柱に、倒れそうなところを誘引して固定します。
    固定するときは、麻ひもなどで枝と支柱の間を8の字になるように交差させ、すこし余裕をもたせて結びます。

栽培記録:一般的には、上のような支柱の立て方がよく紹介されていますが、私には支柱を交差させて固定するのが少し大変に感じました。
そこで今回は、家にあった「トマト用の連結支柱」を使ってナスを育ててみました。
プランターのふちに数本の支柱を立て、倒れないように横につなげるパーツで支柱どうしを連結。ぐるっと一周囲んで、“あんどん”のような筒状の枠をつくりました。
大きくなった枝は、近くの支柱に軽く誘引する方法で育てましたが、特に問題なく元気に育ってくれました。
誘引するときの結び方は、上で紹介した8の字と同じやり方です。

 

一番目の実がついたら早い段階で収穫

一番目の実は、早めに収穫します。
そのままにしておくと栄養が実の方へ集中してしまうのを防ぐためです。

栽培記録:7月15日 小さなナスができ始めました。

 

ナスの害虫対策

  • 葉の裏や株元を観察する: 害虫は目立ちにくい場所に潜んでいることが多いので、葉の裏や株元を定期的にチェックしておくと安心です。
  • 害虫対策スプレーを使う: 必要に応じて、防虫スプレーや駆除スプレーを使うのもひとつの方法です。
  • 使用前にラベルを確認: 害虫対策スプレーを使うときは、ナスに使えるかをパッケージなどで確認してから使ってください。
  • 朝か夕方にスプレーする: 害虫対策スプレーは、暑い時間帯にかけると葉焼けの原因になります。朝や夕方の涼しい時間帯にかけるようにしてください。

栽培記録:農園でナスを育てていたとき、アブラムシの被害にあい、途中で育たなくなったことがありました。
今回のプランター栽培では、アブラムシがつく前に、防虫スプレーをかけて害虫がつかないように対策をしながら育てました。

 

追肥のタイミング

植え付け約3週間後から追肥を開始します。
その後は、固形肥料の場合は2週間に1回、液体肥料の場合は1週間に1回のペースで追肥を行います。

 

剪定(せんてい)

剪定とは
剪定とは、不要な枝や葉を切り取って、風通しや日当たりをよくする作業のことです。
葉が混み合っていると、蒸れて病気の原因になることもあるため、適度な剪定が大切です。
剪定するタイミングや方法
  • 株全体が密集しているとき:ナスの株全体を上から見て、下の土がほとんど見えないくらい葉が込み合っているときは、日当たりや風通しが悪くなっているサインです。
    混み合っている枝や葉を切り取ることで、光が株元まで届きやすくなり、風通しも改善されます。
  • 実に光が届いていないとき:ナスは葉が大きく、枝もよく伸びるため、実の部分に太陽の光が届きにくくなることがあります。
    ナスの実に光があたるのを遮っている葉を切ると、色づきや生育が良くなります。

注意点
3本仕立ての枝は切らず、その枝から伸びている枝や葉を切るようにしてください。

補足事項
剪定には「何番目の花が咲いたら」「実がついたらどこを切る」といった詳しい方法もあるのですが、私自身はそういうルールを覚えるのが苦手で、だんだん面倒に感じてしまいました。
ここでは、そんな私でも気軽に取り組めた、ざっくりした方法をご紹介しました。

 

作業ポイントのまとめ

  • 3本仕立て:1番目の花が咲いたら、3本仕立てで育てます。
  • 支柱にゆるく誘引:成長に合わせて、枝が倒れないようにひもで固定します。
    ※強く結びすぎると苗を傷めるので気をつけましょう。
  • 密集してきたら剪定:風通しを良くし、ナスの実に光が当たるようにします。
  • 水やり:土が乾いたらたっぷり水を与えてください。
  • 害虫対策&防虫スプレー:アブラムシなどの害虫に注意し、必要に応じて定期的に使用してください。
    ※夏の昼間など、気温が高い時間帯の散布は植物を傷めてしまうため避けてください。
  • 一番果は早めに収穫:栄養が実に集中してしまうのを防ぐため、早めに収穫します。
  • 追肥:植え付けてから3週間後くらいに追肥を開始します。

 

実際の栽培記録

栽培記録:今年は、アブラムシの被害にあうことなく、順調に収穫を楽しむことができました。

 

まとめ

ナスのプランター栽培は、思っていたよりも簡単で、たくさんの実を収穫することができました。
少し手間がかかる部分もありますが、初心者でも挑戦しやすいので、ご興味があればぜひ試してみてくださいね。

実は以前、ナスを育てたときはアブラムシの被害にあい、最後までうまく育てることができませんでした。
今回はあまり期待せずに育ててみたのですが、元気に成長してくれたので良かったです。
失敗しても、次はうまくいくこともあるので、とりあえずまた挑戦してみるのも成功の近道かもしれませんね。

 

今回は初心者でも気軽にできるナスのプランター栽培方法についての記事でした。
自分で育てたものを食べると、より一層美味しく感じますよね。さらに、その成長過程にも癒されます。

ズボラさんでも楽しめる家庭菜園。
参考になれば嬉しいです。

共有の喜びと、心からの感謝を込めて、
最後までお読みいただきありがとうございました。

手を振る家庭菜園ブログのキャラクター“くらこま”。記事の最後のごあいさつ用の画像です。

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