こんにちは、
ズボラさんでも楽しめる
家庭菜園ブログのくらこまです!

自宅できのこ栽培ができるのをご存じですか?
しいたけ、しめじ、なめこなど、いろいろな栽培キットがあり、お手軽に育てることができるんです。
この記事では、その中でも「しいたけ栽培セット」を使った育て方をご紹介します。
初心者にも分かりやすくご説明しますので、ゆるく楽しくお読みいただけたら幸いです。
栽培の目安
| 植物名 | しいたけ | 
| 手間 | ★★☆ | 
| 難易度 | ★☆☆ | 
| 補足事項 | 毎日1~2回菌床に霧吹が必要です。 | 
※昼夜の温度差が大きいほどしいたけが発生しやすくなります。
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★が多い=手間かかる、難易度高い
☆が多い=手間少ない、育てやすい
※くらこま独自の判断です
しいたけ栽培セット
しいたけ栽培セットは、インターネットやホームセンターなどで購入できます。
箱の外に栽培方法が書かれているものもあり、購入前にイメージしやすいのがうれしいポイントです。

栽培記録:今回は12月にしいたけ栽培を開始しました。
必要なもの
用意するもの
- しいたけ栽培セット
 - 冷水
 - バケツ(菌床の浸水用)
 - 大きめのビニール袋(菌床の浸水用。付属のビニール袋を使用してもOK)
 - 輪ゴム(ビニール袋の口を閉じるために使用)
 - 霧吹き
 - トレー(菌床を置く用。なくてもOK)
 
「しいたけ栽培セット」の中身
今回育てた「しいたけ栽培セット」に入っていたものは以下4点です。
- しいたけ菌床ブロック
 - 保湿用ポリ袋
 - 受け皿
 - 栽培のてびき(両面印刷です)
・表面:栽培手順(写真付きで分かりやすく書かれていました。)
・裏面:Q&A(不明点を確認できて便利です。) 
※栽培セットの内容はメーカーにより多少異なる場合があります。購入前に内容をご確認ください。

1回目の栽培手順
今回ご紹介する栽培手順は、実際に使用した「しいたけ栽培セット」に書かれた内容をもとにしています。
他のセットとは多少異なる場合もありますので、参考程度にご覧くださいね。
栽培するときは、お手持ちの説明書を優先して進めてください。

菌床ブロックを取り出す
- 袋の中に入っている菌床ブロックを取り出します。
 - 袋から取り出すときに、茶色の汁が飛び散ることがあるので注意してください。
 
栽培記録:すでに、しいたけが生えていました。
発生しているキノコやカビを取り除く
- 発生してしまっているキノコを全て取り除きます。
 - もしカビが付着していたら、カビも取り除きます。
 
栽培記録:発生してしまっているキノコがありましたが、簡単に手で取り除けました。
菌床を水洗いする
菌床を優しく水洗いします。
冷たい水に浸ける(約10時間)
- バケツに、大きめのビニール袋をセットします。
 - ビニール袋の中に菌床を入れます。
 - ビニール袋の中に、菌床が浸るくらいまで冷水を入れます。
 - 菌床全体に冷水が浸るように、空気を抜いてビニール袋を輪ゴムでとめます。
 - 菌床は水に浮くため、上の部分がきちんと水に浸からないことがあります。重しをのせておくと安心です。
 - 約10時間浸水させます。
 
栽培記録:冷水は、ペットボトルに水道水を入れて冷蔵庫で冷やしたものを使用しました。氷水を使用するのも良いと思います。
菌床全体に冷水が浸るようにビニール袋に入れた菌床の上に洗面器を置き、そこに水を入れて重し代わりにしました。
冷水から取り出し、受け皿にのせる
約10時間たったら、菌床を取り出し、付属の受け皿にのせます。
ポリ袋をふんわりかぶせる
- 付属のポリ袋を逆さにして、菌床の上からふんわりかけます。
 - ポリ袋は、開口を何回か折り返すとふんわりかけられます。
 
湿度管理
- 保湿対策として、霧吹きに水を入れ、毎日1~2回菌床に吹きかけます。
 
栽培記録:忘れないように朝晩2回と決めて、吹きかけました。
温度管理
- 昼夜の温度差が大きいほど、しいたけが発生しやすくなります。
 - 栽培適温は、以下のとおりです。
・昼間:15~20℃
・夜間:5~15℃ 
1回目の栽培結果
- 栽培開始から3日後:小さいしいたけができてきました。
 - 栽培開始から1週間後:大きく育ったものから収穫しました。
 - その後:成長したしいたけを数回に分けて、収穫できました。
 

2回目・3回目の栽培手順
しいたけ栽培セットでは、1回目の収穫が終わったあとも、条件が整えば2回目・3回目の収穫を楽しむことができます。
ここでは、2回目・3回目の育て方をご紹介します。どちらも栽培の手順は同じです。
菌床を1~2週間くらい休ませる
- しいたけが生えてこなくなったら菌床を1~2週間くらい休ませます。
 - この間も毎日1~2回、菌床に霧吹きで水をかけ、ポリ袋をふんわりとかぶせて湿度を保ちます。
 
1~2週間後に栽培を再開
1~2週間たったら、1回目と同じ手順で栽培を再開します。
- 菌床を水で軽く洗う
 - 冷水に10時間ほど浸す
 - 水から出して受け皿にのせる
 - 上からポリ袋をふんわりかける
 - 毎日、菌床に霧吹きで水をかける
 
栽培記録:今回の2回目の栽培では、1回目よりは少量でしたが、再び収穫を楽しめました。
3回目の栽培は、なかなかしいたけが生えてこなかったため、次にご紹介する方法を試すことにしました。
しいたけが生えてこないとき
しいたけがなかなか生えてこないときは、栽培セットの「Q&A」に書かれていた以下の方法を試してみてくださいね。
- 冷蔵庫を利用した浸水:菌床を冷蔵庫で一晩冷やすと、発芽しやすくなります。
 - やや乾燥気味にする:一日の中でやや乾燥気味の時間をつくると、キノコの質や収量が上がることがあります。
 
作業手順
1回目の栽培手順と大きく変わるのは、「冷蔵庫で一晩寝かせる」「霧吹きの回数を1日1回にする」点だけです。
- 菌床を水洗いします。
 - 大きめのビニール袋に菌床と冷水を入れます。
 - 空気を抜いてビニール袋を輪ゴムでとめます。
 - 袋ごと容器に入れ、冷蔵庫で一晩寝かせます。
 - 一晩寝かせたら冷蔵庫から取り出します。
 - 受け皿に菌床をのせます。
 - 逆さにした付属のポリ袋を菌床にふんわりかぶせます。
 - 霧吹きの回数を1日1回にし、やや乾燥気味の時間を作ります。
 - 温度は、昼間は15~20℃、夜間は5~15℃を目安に管理します。
 
栽培記録:3回目の栽培は、1週間たってもしいたけは生えてきませんでした。
そこで、菌床を冷蔵庫で10時間冷やし、その後の霧吹きは毎晩1回だけに変更しました。
ビニール袋が曇っていれば、しいたけは生きています
なかなかしいたけが生えてこないときは、菌床の上からかぶせているビニール袋を確認してみてください。
ビニール袋が曇っていれば、生きている証拠です。
もう少し様子をみてもよいかもしれません。

栽培記録:3回目の栽培開始から1週間たちましたが、しいたけは生えてきませんでした。ビニール袋が曇っていたので様子をみていると、16日後には大きく成長してくれました。でも、収穫できたのは、全部で2つでした。
栽培ポイントのまとめ
栽培開始時
- 菌床を袋から取り出したときに、すでに発生しているしいたけは取り除きます。
 - カビが生えているときは、菌床が壊れない程度に洗い流します。
 
栽培適温
- 昼夜の温度差が大きいほど、しいたけが発生しやすくなります。
 - 昼間の温度:15~20℃
 - 夜間の温度:5~15℃
 
毎日の作業
- 1日1~2回菌床に霧吹きで水を吹きかけます。
 - 菌床に付属のポリ袋をふんわりかぶせておきます。
 
- 冷水に入れた菌床を冷蔵庫で一晩寝かせます。
 - やや乾燥気味の時間を1日の中に取り入れます。
 - ビニール袋が曇っていればしいたけは生きています。
 
栽培結果
12月中旬頃に栽培を開始し、1回目と2回目の栽培では収穫を楽しめました。
3回目の栽培では、発生が遅く、収穫できたのは2つだけでした。
まとめ
しいたけ栽培セットを使った室内での栽培は、毎日の霧吹きと温度管理の手間がかかりますが、比較的簡単に育てることができました。
収穫量は、栽培時期や昼と夜の温度差、育てる環境によって違ってくるので、育て方によっては、もっと収穫を楽しめると思います。
ご興味のある方は、ぜひ試してみてくださいね。
今回はしいたけ栽培セットの育て方についての記事でした。
自分で育てたものを食べると、より一層美味しく感じますよね。さらに、その成長過程にも癒されます。
ズボラさんでも楽しめる家庭菜園。
参考になれば嬉しいです。
共有の喜びと、心からの感謝を込めて、
最後までお読みいただきありがとうございました。


  
  
  
  
