こんにちは、
ズボラさんでも楽しめる
家庭菜園ブログのくらこまです!
ニンジンは、プランターでも育てられることをご存じですか。
この記事では、初心者でも簡単なニンジンのプランター栽培方法についてご紹介します。
種まきから収穫までの流れにくわえ、私が実際に失敗したことも正直に載せていますので、それも含め、ゆるく楽しくお読みいただけたら幸いです。
栽培の目安(関東地方)
植物名 | ニンジン(時無し五寸人参) |
科目 | セリ科 ニンジン属 |
種まき時期 | 3月下旬~6月上旬(種袋に記載されていた目安) |
収穫月 | 6月上旬~8月下旬(種袋に記載されていた目安) |
手間 | ★★☆ |
難易度 | ★☆☆ |
難易度理由 | 発芽率は低めですが、発芽してしまえば育てやすいです。 |
——————————————-
★が多い=手間かかる、難易度高い
☆が多い=手間少ない、育てやすい
※くらこま独自の判断です
ニンジンってどんな野菜?
ニンジンは、緑黄色野菜のひとつで、一般的にオレンジ色の根の部分が食用として売られています。
β-カロテン(体内でビタミンAに変わる栄養素)や、カリウム、食物繊維などを含み、栄養たっぷりです。
用意するもの
必要なもの
- ニンジンの種(今回はダイソーで2個100円の種を使用)
- 深型プランター(深さが25cm以上)
- 鉢底石
- 土(野菜用の培養土)
- 水(ジョウロなどの水やり道具を含む)
- 肥料
あると便利なもの
- 防虫ネット(防虫対策用)
- 支柱(防虫対策用)
- 固定するもの(麻ひも、洗濯バサミなど)
- 手袋(土が手に付かないように)
- スコップ
- 園芸用ハサミ
プランター栽培で使っている道具については、こちらの記事でまとめています。

栽培の流れ
プランターや土の準備
- 鉢底石を敷く:排水性をよくするために、プランターの底に鉢底石を入れます。
- 土を入れる:野菜用培養土を、プランターのふちから2〜3cm下まで入れます。
- 水を与える:プランターの底から水が流れ出るくらい、しっかり水をかけておきます。
種をまく(すじまき)
- 溝を作る:深さ1cmくらいの溝を作ります。
- 種をまく:親指と人差し指で軽くこすり合わせるようにして、重ならないように種をまきます。
- 土をかぶせる:親指と人差し指でつまむように土を寄せて種の上にかぶせます。
※ニンジンは好光性種子(発芽するときに光を必要とする種)なので、土は薄めにかぶせます。 - 土を押さえる:手の平でしっかり土を押さえ、土と種を密着させます。
- 水を与える:種が流れないように優しく水やりします。
種まき前に土を湿らせているので、軽く濡らす程度でOKです。
種まきの詳しい方法についてはこちらをご覧ください。
発芽までの管理
- 置き場所:日当たりのよい場所に置いて育てます。
- 乾燥に注意する:乾燥すると発芽しなくなってしまうので水やりを忘れないように気をつけてください。
栽培記録:発芽と失敗例
- 種をまく:3月12日、深型プランターに3列の溝をつくって種をまきました。
- 11日後に発芽:種をまいて11日後の3月23日に発芽しました。
- 発芽率が悪い:種まきから4週間後の4月9日になっても発芽率があまりよくなく、発芽している場所も片寄っていました。
- 思い当たること:実は水やりをさぼっていたので、それが原因のひとつだと思います。
防虫ネット + 支柱(あると便利)
虫よけ対策として、防虫ネットをかけておくのも効果的です。
※ネットをかけていても虫が入り込むことがあるため、設置後は定期的にチェックしておくと安心です。
設置方法
- 支柱をプランターに差し込む:プランターの四隅や、間隔をあけて数本の支柱をプランターの土に差し込みます。
- 防虫ネットをかぶせる:支柱の上から防虫ネットをかぶせ、植物全体を覆います。
※ネットがニンジンの葉に直接触れないように注意してください。 - ネットを固定する:隙間があると虫が入り込む可能性があるため、ひもや洗濯バサミなどを使ってしっかりと固定します。
ネットの下の部分も、プランターの下にしまい込むか、隙間ができないようにとめておいてください。
1回目の間引き
- タイミング:本葉が2~3枚になったころです。
- 間隔の目安:2〜3cm間隔にします。
- 間引くときのポイント:重なっている芽や元気のない芽を優先して間引きます。
詳しい間引きのやり方については、こちらの記事をご覧ください。
栽培記録:種まきから約1か月後の4月13日、1回目の間引きをしました。
密集しているところを指1本分の間隔になるように間引きしました。
2回目の間引き
- タイミング:本葉が5~6枚になったころ2回目の間引きをします。
- 間隔の目安:株間が6〜10cm間隔になるように間引きます。
- 間引くときのポイント:ここで間引いた後の株をそのまま収穫まで育てるので、よく育っているものを優先して残してください。
栽培記録:種まきから9週間後の5月13日、2回目の間引きをしました。
発芽率が悪かったため、株の間隔は目安より少し狭くし、育てる株を確保しました。
土寄せと追肥
- 追肥:2回目の間引きと同じタイミングで、追肥をします。
- 土寄せ:同じタイミングで固くなっている土をほぐし、土寄せをします。
収穫
- 収穫の目安:人参の肩が土の上に少し見えて、直径4~5cmくらいになっていたら収穫のタイミングです。
- 収穫方法:根元の葉を持ち、ゆっくり引き抜きます。あらかじめ、まわりの土を少し耕しておくと収穫しやすいです。
栽培記録:収穫の様子
種まきから約13週間後の6月10日に収穫しました。
全体的に小さめですが、14本のニンジンを採ることができました。
葉が密集し、枯れた葉もあったため、目安のサイズをはからず一気に収穫しましたが、成長過程を見ながら少しずつ収穫する方法でもよかったかもしれません。
まとめ
ニンジンのプランター栽培は、少し手間がかかりますが、栽培方法はシンプルで比較的育てやすいです。
今回は種まき後、水やりを忘れてしまい発芽がまばらでしたが、発芽したニンジンたちは元気に育ってくれました。
だんだんとニンジンの部分ができてきて、それを引き抜いて収穫する楽しみも魅力のひとつです。
ご興味のある方は、ぜひ育ててみてくださいね。
今回は初心者でも簡単なニンジンのプランター栽培方法についての記事でした。
自分で育てたものを食べると、より一層美味しく感じますよね。さらに、その成長過程にも癒されます。
ズボラさんでも楽しめる家庭菜園。
参考になれば嬉しいです。
共有の喜びと、心からの感謝を込めて、
最後までお読みいただきありがとうございました。